いちご
  『かほ!今日もおそかったねぇ』
  
  そういって、話しかけてきたのは
  親友の麻衣だった。
  
  『だって・ ・ ・   
   しょーがないじゃん。朝苦手だし』
 
  ただのいいわけにすぎない。
   
  『あっそういえば、なんで新学期に
   なったのに教室の場所
   変わってないの?』
   
  『さぁー。なんでだろうね』
      
  あっさりとながされた。

  『それより、今年もクラスいっしょだね☆』
   
  麻衣はとってもうれしそうな目
    でいった。

『うん。・ ・ ・そうだね』

  『えー何その反応!
   かほはうれしくないの?』
    
  もちろんうれしかった。

  でもあたしは、あんまりうれしいとか

  そういう感情をあんまり表に出せないから

  いっつも誤解されてしまう。

  『ねぇ、かほ。
   また田中があんたのこと見てるよ』

  「みてないって!」と麻衣に言い

  いすを前に戻した。

  田中は背が高くて頭がよくて運動神経

  もかなりいい

  女子の人気№1の男子だ。
 
  麻衣から聞いた噂では

  田中はあたしのことが好きらしい。

  もう1つの説では

  あたしとあいつが付き合っているとか

  なぜそんなうそのコトを勝手に人に流すのか

   付き合ってなんかいないし
   田中があたしのコト好きなわけないし

  
    だから噂ってきらい。
    あのすっぱい苺なみに。 
 
  

     

  
        
     
  
  




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