SAKURA
「もーっ、遅刻だよーっ!!」
あたしは急いで玄関に走る。
「あずちゃん、ご飯はー?」
お姉ちゃんは、味噌汁を温めている途中のお玉を持ったまま聞いてくる。
「いらなぁーいっ、食べてたら遅刻だよーっ!!
行ってきまーす。」
バタンッ。
あたしは勢い良く玄関を閉めて、走り出した。
あたしの名前は桜井あずき。
中学二年生の十三歳。
今までの話で解るように、五年前に両親を亡くして、姉のゆずきと二人暮らしをしているの。
あたしは急いで玄関に走る。
「あずちゃん、ご飯はー?」
お姉ちゃんは、味噌汁を温めている途中のお玉を持ったまま聞いてくる。
「いらなぁーいっ、食べてたら遅刻だよーっ!!
行ってきまーす。」
バタンッ。
あたしは勢い良く玄関を閉めて、走り出した。
あたしの名前は桜井あずき。
中学二年生の十三歳。
今までの話で解るように、五年前に両親を亡くして、姉のゆずきと二人暮らしをしているの。