SAKURA
ゆずき19歳あずき13歳
『ゆずちゃんもあずちゃんも可哀想に…。
ご両親を同時に亡くされて…。
これからあの子達どうするのかしら?
ゆずちゃんは中学生だし、あずちゃんはまだ小学生でしょ?
誰かが引き取らなきゃいけないんじゃ…。』
『うちは無理よ!大学の息子いるんだもん。
あの子達の面倒まで見れないわ!
あなたのとこはどうなの!?』
『うちも無理よ!
引き取ったりしても面倒みれないわ。』
『じゃあ、どうするの?』
両親のお葬式の日、大人達の会話を遠くに聞いていた私は、どうしたら良いのか分からず、隣に座る姉を見ていた。
『ゆずちゃん…。』
ご両親を同時に亡くされて…。
これからあの子達どうするのかしら?
ゆずちゃんは中学生だし、あずちゃんはまだ小学生でしょ?
誰かが引き取らなきゃいけないんじゃ…。』
『うちは無理よ!大学の息子いるんだもん。
あの子達の面倒まで見れないわ!
あなたのとこはどうなの!?』
『うちも無理よ!
引き取ったりしても面倒みれないわ。』
『じゃあ、どうするの?』
両親のお葬式の日、大人達の会話を遠くに聞いていた私は、どうしたら良いのか分からず、隣に座る姉を見ていた。
『ゆずちゃん…。』