SAKURA
『うん!お姉ちゃんっ!!』



5年後……

ピリリリリリリリ…。
大きな音と共に、あたしは目が覚める。
「ん…?朝……?」
あたしはゆっくりと体を起こす。
寝ぼける頭で、目覚ましを見る。
「…………?」
まだ覚めない目で、時間を確認する。
時間は七時半を過ぎていた。
「え…?ええ!?」
あたしは慌てて、ベッドから飛び起きる。
「寝過ごしたぁーっ!!」
あたしは制服に着替えて、部屋を飛び出す。
「どうして起こしてくれないの!?ゆずちゃんっ!!」
「あらぁー?おはよー。あずちゃん、気持ち良さそうに寝てたからぁー。」
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