雨の日 ~帰り道~
第二章

これからも

次の日、お昼休みに屋上へ行った






屋上にはもう先輩が来ていた






やっぱりケータイをいじっていた









声をかけようか迷っていると、先輩から声をかけてくれた






「よっ来てくれたんだ…よかった」







最後の言葉は風にかき消されてしまい、あたしの耳にはとどかなかった






「うん」







それだけ言うのが精一杯だった









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