雨の日 ~帰り道~
そのまま校門のところまで行くと、家はどこかと聞かれた





あたしは右を指した






 ――先輩、家どこなんだろ――





歩いていると、ふとそんな疑問が頭をよぎった




 ―――いけない!他人に興味もっちゃ!!もういたいメみてるんだから・・・―――





そのまま歩いていると、あたしの家が見えてきた




「あ、あたしのうちここだから。ありがと。そのカサ持ってっていいから」




「じゃあ借りてくから。また明日」






先輩は手を振って帰っていった





 ―――また明日、か・・・って、何考えてんだろ。・・・・・・また明日、ね―――







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