お姫様は下僕様！？
『・・・・』
感傷に、浸りすぎた・・・
『いけないいけない。
こんなんじゃ、職も見つからんわ！』
隠してきたあたしが、そこにいた・・・
『どんなのがあるかなぁ～。
なんか、面白いお仕事がいいなっ！！』
誰にも見せない、本当の自分
『でも、住み込みって言うの自体めずらしからっ！
きっと、めずらしいのが見つかるかも！！』
ただの、傷つきたくないだけの少女
『あぁ～。
考えただけでもわくわくしちゃう！』
ただの・・・
ひとし・・・
『・・・っぷ』
・・・・・
『さてとっ』
あたしは、もう一度立ち上がる
『こんなところに居ても、どうしようもないんだ。
どうせなら、少しでも可能性のある方に！』
立ち止まっているなら、
歩き出した方のが、いいに決まってる
『頑張れ、あたし・・・』
そんなのは、あたしらしくない
あたしは、もう一度歩き出した
