お姫様は下僕様!?
――ガチャ
あたしは、入ってくださいの合図もなにもしていないが、
訪ねてきた人は、勝手に部屋に上がりこんできた・・・
いやいや、
来るとは分かっていたとも。
来ないでとは願ったが・・・。
『お久しぶりです・・・。
大家さん・・・。』
あぁ・・・
その、ふてぶてしい顔・・・。
できることなら、もう二度と拝みたくはなかったわ・・・。
「大丈夫よ。
もう二度と、拝まなくてもすむから。」
『どゆ、ことっすカ・・・?』