お姫様は下僕様!?
「何、お前。
怒ってんの?」
『そうだって言ってんじゃん!!』
あたしは涙を堪えながらも、
ヤツを睨み返した
「なんだ、泣いてんの?」
『泣いてないっ!!!』
唇を噛み締める
「ふ~ん。
つか、その目、やめてくんね?」
そう言いながら、
ヤツはベッドから這いずり落ち、
あたしの座っているところに迫ってきた
『く、くんなっ!!』
あたしは、座ったまま後ずさる
しかしヤツは、あたしの言葉を無視して
ズイッとあたしに覆いかぶさってきた
あたしは、肘を立てて耐える
すると、あたしの耳に口を寄せ
「その目、すげぇそそられる」
そう言ってきた