忘れられない
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忘れられない
肩寄せた冬の道誰よりも近くに感じた
いつもそばにいた時間を忘れて
口づけた温もりはやわらかく消えてしまうから
凍えてしまうよ
心まで
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「紗羅…僕…」

「健吾…?」

「…紗羅…」
バッ

幸せな夢…
であり
残酷な夢だった…



今でも冬が巡り来るたび僕は君を探してしまう…


END
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