夢にで荘
それで導き出した答えが




「健ちゃん、俺全身タイツを着てみて思ったんだ。
俺は何てちっぽけな人間なんだろうって・・
俺、これからはもっと馬鹿馬鹿しく生きることにした。」




そう言って、全身タイツに身を包んだ雄輔は、眩しい笑顔を浮かべたらしい。




「まぁ、全く何のことかは解んなかったけど、雄輔も何か吹っ切ったみたいだね〜」




健ちゃんは、変わり果てた雄輔の姿を微笑しく見つめている。




「雄輔・・大丈夫か?」




私は、雄輔に起こった変化に激しく動揺した。




・・まだ反っている。
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