夢にで荘
夏の終わり
「皆〜、花火やるよ〜♪」



9月に差し掛かろうかとしていたある夜




健ちゃんが近所のスーパーで、花火を大量に買い込み、ご帰宅した。




一晩でやりつくすには、結構な時間を要するであろう色とりどりの花火たちに、夢見荘の住人の心は踊った。




「すげえな〜早くやろうぜ〜♪」




「賛成〜♪」




雄輔と千夏が、健ちゃんがエコバックからばらまいた花火の前にうんこ座りをし、早速花火を物色している。




私も負けじとそれに加わる。
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