夢にで荘
「明さ〜ん
こっちに逃げてくださ〜い」




私は、明さんにくっついている健ちゃんを引き剥がし、雄輔と千夏が花火を楽しんでいる庭の中心当たりに押し出した。




グッジョブ、私☆




「も〜由愛〜私たちの愛の邪魔しないでよ〜」




健ちゃんが今度は私にまとわりついてくる。




「・・まさか、まさかあんたも・・」




健ちゃんが目を見開いた。



「あんたも・・」




「違うから」




私は、健ちゃんの口から出てくる言葉の前に否定した。




私がこの家で一番謎なのが、何故明さんに彼女が居るのか?




ということなのだから。
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