夢にで荘
しかし、最後だからって健ちゃんに爆竹を投げつけるような展開にならなくてよかった。




私は心の底から安堵した。



いつまでも響き渡る笑い声。




線香花火の儚さを見つめ、身を寄せ合うより、こんな賑やかな花火が夢見荘らしい。




何だか心地よい風が吹く。



皆の笑い声が響く庭。




やしの木に見守られた夢見荘。




そして、一風変わった住人たち




・・この夏も楽しかった。



もうすぐ夏が終わる。
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