夢にで荘
「だって〜怖いんだもん
雄輔の怪談話」




健ちゃんは、これがチャンスとばかりに明さんの腕にしがみついている。




苦笑いを浮かべる明さん。



「ちょっとは涼しくなった、皆さん?」




雄輔が健ちゃんの怖がりっぷりに嬉しそうに笑いながら尋ねる。




「全然」




私と千夏の声がハモった。
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