夢にで荘
「千夏・・この事態に途中参加のあんたが心底羨ましいよ」




私は無言で千夏にそう訴えた。




そんな私の気持ちなど伝わるはずもなく、千夏は健ちゃんが握り締めているお守りに目を向けている。




そして笑いながら口を開いた。




「つうか、おかまさ
何で安産祈願のお守り握りしめてんの?
お前に安産、一生関係ねぇ〜」




馬鹿千夏・・
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