夢にで荘
「現実逃避中。」




健ちゃんは顔を上げ、私の存在を確認した後、また下を向いた。




これを放っておいていいものか・・




そう思った私は
「健ちゃん、どうしたの〜?」




「早く帰ろ〜」




と、無言の健ちゃんに声をかけ続けた。




5分程経過し、再び顔を上げた健ちゃん。
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