夢にで荘
「由愛・・あんたさっき、キモっつったよね」




恨めしそうな目で私の顔を見上げる健ちゃん




その視線から顔を背けここはすっとぼける作戦に出た。




「いやぁ〜〜
そんなことゆってないよ?空耳、空耳」




私は健ちゃんの視線を明るく跳ね返した。




それほど私の発言を気にしている様子でも無い健ちゃんは




また視線を地面に戻し俯いてしまった。
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