夢にで荘
「・・で、ここに池を作るんすか?」




私はやしの木の隣に立ち、地面を指差した。




手には明さんから手渡されたスコップと軍手




頭にはこの夏健ちゃんが愛用している麦わら帽子を拝借して日差しをしのいでいる。




明さんが手伝って欲しい作業の詳細を聞いた私は、取り敢えず日焼け対策は万全だ。




しかし




明さん




こんな天気のいい日に彼女とデートする訳でもなく
< 84 / 133 >

この作品をシェア

pagetop