先生とあたしのヒミツな生活♪
何って・・
「見て分からないですか?出かけるんです」
「何処へだ」
何処へだって?
どうしてそんなこと・・聞くの?
人に関心なんて持たないくせに
あたしがどうなろうと
関係ないくせに
「先生には関係ありませんから」
あたしの言葉に更に顔をしかめる先生。
「おい、花」
「うるさい、あんたは黙ってて」
後ろであたしにしがみ付く事しか出来ないくせに。
本当に生まれてくる性別間違えてるんじゃないの?
「とにかく、先生には関係のない事ですから」
失礼します
そう言って靴を履きかえたその時
先生があたしの腕をがっしり掴んだ。
え?
力強いその腕に身動きがとれない。
「はなして・・」
「教室に戻れ」
「黙りません。何度だって言ってやる。その手を離して!!」
「・・・」
スッと力が緩み、菊池を引っ張って学校を出た。