先生とあたしのヒミツな生活♪
ドアの開く音に視線を向けると
入って来たのは先生だった。
あれ・・まだ学校終わる時間じゃないよね
「いらしらんですか」
ママの存在に驚きもせずにそう言ってのける先生。
「あら、おかえりなさい」
「随分早いお帰りですね」
「ごめんなさいね。あなた達の暮らしを邪魔しに来たわけじゃないのに」
そう言うとまた泣きそうな顔をするママ。
「ごめ・・ごめんね」
もう!!
「はいはい、もう泣かないの!!ほら、先生、ママにお茶出してあげて下さい」
「あ、あぁ」
言われるままに動く先生。
あれ・・あたし確かさっき先生と言い合いしたばっかりなのに
それなのに
普通に話せてない?
「ほら、鼻かんで!!」
「何か・・あったんですか?」
珍しく人の事に関心を持つ先生。
まぁ、ママがこんな尋常じゃないくらい泣くんだもん
少しくらいは気になる・・よね
「想ってば・・・うわ~~ん!!」
ダメだこりゃ・・
「あたしが説明します」