先生とあたしのヒミツな生活♪
「・・・って事なんですけど」
取り敢えず、ママから離れて廊下に移動したあたしと先生。
一部始終の説明を終えると先生は大きなため息をついた。
「くだらないな」
・・全く
仰る通りですよ。
でも
「それだけパパを愛しているっていうことなんですけどね」
「まぁ、俺には関係ないがな」
話聞いといてそれ?
まぁ
あなたはそうかもしれませんがね・・
「とにかく暫くは様子見てから考えます」
それに・・パパの事だもの
絶対に連れ戻しに来るに決まってるし。
あの人もママの事になると人格変わるからね・・
「それで、お前は何処に行っていたんだ」
ぎく!!
ってか
まだそれを言うの?
「もう、何処だっていいじゃない」
「良くない。」
「どうして?」
「教師として知る権利がある」
「はぁ?」
やっぱりこの人にとってあたしは
ただの生徒なんだな
そう思うと
少しだけ
胸が痛む。
「いいから言え」