先生とあたしのヒミツな生活♪
「イヤです!!」
何でここまでしつこく聞かれるの?
「大体先生には関係ない」
あたしがそこまで言った時だった。
先生の顔が急に近付いてきて
その距離、たった数センチ。
その微妙な距離に不覚にもドキドキしてるあたしがいる。
確かに・・認めたかもしれないけど
こんなのって反則だよ
「せ、先生?」
あたし、普通の顔してるよね?
乱れてないよね?
大丈夫だよね?
いや、でもこの距離はさすがに心臓に
「ゴミがついてる」
「は?」
そう言うと先生はあたしの頬を指で触ってきた。
反射的に目をつぶってしまう。
やだ・・
ちょっとこれはいくらなんでも
「取れたぞ」
声がして目を開けると先生の瞳の中にはまだあたしがいて
まっすぐ見つめるその目に
あたしは逸らす事もできない。
「せ、せん」
「花、黒崎先生?」
ガチャ
突然のママの登場に一気にあたしと先生の距離が離れる。
「な、何。ママ」
「何って二人ともなかなか戻って来ないんだもん」