先生とあたしのヒミツな生活♪
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ママとの久しぶりの夕食を楽しんだあたし。
結局ご飯は和食になってしまったけど
先生もママのご飯をおいしそうに食べていた。
「花、少し手伝ってくれる?」
後片づけも
二人でするのは久しぶり。
「どう?最近」
カチャカチャと食器を鳴らしながらママが聞いてきた。
「どうって・・別に普通だけど」
「普通ね・・本当に?」
「どうしてそんなこと聞くの?」
「少し・・顔付きが大人になったかなって思って」
「そんなこと」
「あ、もしかして好きな人でもできた?」
「へ?」
な、何を言い出すのよ、ママ
「図星・・か」
「ママ!!」
「ごめんごめん、それで誰よ?その相手は」
「それは・・」
まさか先生とは言えないよね
パパもママも先生を好きになってはいけないって言ってたし。
なかなか答えを渋っていたあたしに
「もしかして・・先生の事、好きになっちゃった?」
鋭いな、ママは・・
だけど
「違うよ。あたしがあんな人好きになるわけないじゃない」
あたしが言えるのはこれだけ。