先生とあたしのヒミツな生活♪


なに・・考えてる・・のよ


「悪い、菊池。ここから先は別行動って事で」
「え、ちょ」

菊池が言い終わる前に塚本があたしの腕を掴んでファミレスを出る。






ファミレスからどうやって来たのか覚えてないけど。

あたしと塚本はいつの間にか小さな公園に来ていた。


「花ちゃん、大丈夫?」


あたしの顔を覗き込んでくる塚本に

「だ、大丈夫って何が?」


それしか言葉が出てこない。


さっきの情景が脳裏に焼き付いて


離れない。


「あの先生見た瞬間、泣きそうになったから」

「別に、あんたには関係」

「関係あるよ?好きな女の子が泣きそうなのを黙って見てられない」


ミーン
ミーン
ミーン


セミの鳴き声がうるさい


走ってもいないのに

体中が汗ばんでる。


暑い


家に帰りたい


そうだ

家に帰ろう


これ以上一緒にいたらあたし・・



そう思った時だった

「泣いてもいいんだよ?」


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