先生とあたしのヒミツな生活♪
部屋を飛び出して先生の部屋に向かった。
ドアをそーっと開けて閉める。
ベッドの方へ向かうと
先生は
泣きながらうなっていた。
きっとまた小さい頃の夢を見てるんだ
そう思って先生の手を握る。
大丈夫
あたしがいる
だから
もう泣かないで?
あなたは
ひとりじゃないんだよ?
温かくて
大きな手を
あたしはもう何度も握っている。
そして
先生のこの泣き顔も。
先生の苦しみは
あたしではどうする事も出来ないけど
こうして手を握ってあげられる事は出来る。
真っ暗な世界から光を照らしてあげるはできないけど
その方向を導いてあげることは出来る。
だから先生
泣かないで?
あたしが
いつも傍にいるから