先生とあたしのヒミツな生活♪
「それって」
「初めて俺に人の温もりを教えたのはお前だ」
くすぐったくて
でも凄く嬉しくて
思わずにやけそうになるのを必死にこらえる。
だってこんな恥ずかしいあたし
絶対に先生には見られたくないもの。
・・なんて今更かもしれないけど。
「だからお前にははっきり言おうと思う」
あたしを見つめる先生のまっすぐな瞳。
これから何を言うのか理解できないけど
でもきっと多分・・
よくない事なんだろうなって言うのは分かった。
「昨日の女は・・」
「ご、ごちそう様でした」
無理矢理笑顔を作って席を立つ。
「青山」
「あ、あたしもう学校に行く用意をするので」
こんな時に逃げるなんて
あたしらしくない・・
分かってる
分かってるけど。
きっと今聞いたらあたし・・
「あお」
「来ないで」
リビングのドアに手をかけて冷静に言う。
「こな、」
そこまで言った時
後ろから温かな手があたしの体を包んだ。