先生とあたしのヒミツな生活♪
2時間くらい二人で勉強をし、二人一緒に学校を出ると。
空は徐々に夜に向かっていて。
「日、短くなったよなぁ~」
隣を歩く菊池がぽつりと呟く。
「そうだね」
こうしてまた一つ季節が終わっていく。
だんだん冬へと向かい、
そしてまた春を迎える。
こうして二人で歩けるのもあと何回くらいかな?
「で、どうなのよ。志望校の判定は」
菊池は来年、北海道の大学に行く。
「よゆーのA判定♪」
「そっか」
少し寂しい・・なんて
そう思うなんてあたしらしくないのかな?
でも
「寂しくなるね」
思わず口にしてしまう。
「でもさ、離れてても俺達友達だろ?」
「・・多分ね」
「はなぁ~!!」
「冗談!!そう言えばさ、梨菜ちゃんは?
どうすることにしたの?」