先生とあたしのヒミツな生活♪
ニヤニヤした顔であたしを見る唯。
「好きって」
「あんたの顔みてりゃあ分かるよ。
最近変わったしね。それに」
「先生を見る目がいつもより違う」
「は!?」
「私が何も知らないと思ったの?残念でした!」
まさかあたしの好きな人まで知ってるとは・・
恐るべし、唯。
「あんた意外と顔に出やすいんだね、知らなかったわ」
「・・悪かったわね」
「そしてまさかここまで変わるとは・・」
「本当だよね」
本人が一番驚いてるよ。
「でもそんな花も、あたしは好きだよ」
「・・ありがと」
「教師と生徒かぁ~!!憧れるなぁ~」
背伸びをして床に寝転がる唯。
本当に自由だよね、今は授業中だっていうのに。
「でも先生には先生の世界があって。
あたしはいつまでもきっと
その世界に入ることは出来ない」
所詮その程度って事なんだよね。
あたしはいつまで経ったって
きっと先生の心に入り込むことは出来ない。
どう頑張ったって
先生はあたしの事を好きなんかじゃない。
だって
先生は
「まぁね~先生だし。でも私が思うにだけど。
多分先生もあんたと同じ気持ちだと思うよ」
え?