先生とあたしのヒミツな生活♪
「あの子ともう一度、一緒に暮らしたいの。それを伝えて下さい」
あたしの家を訪ねてきたその人は
先生が此処に住んでいる事に対してのお礼と、
そして先生への言伝をあたしに頼んで帰って行った。
お母さん・・には見えないくらいの
綺麗で
若そうなお母さん。
一緒に暮らしたい・・
それはあたしと先生の別れを告げる言葉でもあった。
・・まだ先生には言えてない。
「必要ない」
先生はそう言ったけど
言ったら
本当に
あたしから離れて行きそうで
怖かった。
あたしはずるい。