先生とあたしのヒミツな生活♪





「私があの子を産んだのは16歳の時だった。
当時、とても大好きな人がいたの。その人も
私の事を凄く好きでいてくれてね。
初めて結ばれた日に、子供が出来た。それがあの子なの。」


驚いた


先生のお母さんもあたしのママと同じ16歳で産んだんだ。


「子供が出来たって聞いた時は凄く嬉しかったの。
愛する人の子供を産みたい、すぐにそう思った。
もちろん、彼もそう思ってくれて。
私達は一緒になった。でもね」


「彼はすぐに変わったわ。」



それから聞いた話は地獄だった。


彼の父親の経営する会社は倒産に追い込まれ


180度変わってしまった旦那さんは先生達を殴るようになっていた。


先生のお母さんは

育児と旦那さんのお世話に疲れて

家を飛び出し、先生を施設に預けた。


「必ず、迎えに来るから」


そう期待をさせて。




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