先生とあたしのヒミツな生活♪
「経済的に余裕があったからかもしれません」
確かに家はお金はある方なのかもしれない。
「でもきっとお金がなくたって
あたしをきっと育ててくれたと思います。」
「私だって、あの子を自分の手で育てたかった。
だけどしょうがないじゃない!
まさかあんなことになるなんて思ってなかったもの!!」
・・怒りがおさまらない
先生は
こんな人の子供に生まれたの?
そう思うと溢れる涙が止まらなくなってきて。
視界がどんどんぼやけてくる。
「産んでからの事なんて誰にも分からない!!
どんな事があったって、
自分で産んだ子供を守るのが親なんじゃないの!?
例え何があっても先生を守りたい、愛したい。
そう思ったから産んだんじゃないんですか?」
世の中には先生のお母さんのように
事情があって育てられない人もたくさんいるのは分かる。
だけど
事情なんて子供は知らない。
お金がどうとか
父親がどうとか
そんなこと、小さい子供は分からない。
「子供は・・
親の愛をうけるために生まれてくるんです。」
パパとママに教えてもらった。
あたしがどんなに愛されて育ってきたか。
人はまず親から愛を受ける。
親からの温もりを知って
愛を知って
大切な人へと伝えていく。