先生とあたしのヒミツな生活♪
「な!!」
先生のその言葉に
「ひぇ~!マジかよ」
「うっそ~花ちゃんと黒崎が??」
クラスの連中が騒ぎだす。
・・・もう誤解を招くような事言わないでよ、先生。
「違うから!先生行きましょう」
あたしの声にざわついた教室が一瞬で静かになった。
「来い」
行くって言ってるのに
先生の腕の力は強くて
離してくれる素振りもなくて。
この腕をいつ離されるのかと思うと
少し寂しくなってみたり。
・・あほらしい。
暫くして着いたのは数学準備室。
「今は誰もいない」
先生がそう言うと、無理矢理あたしを入れた。
「話って?」
何の話かは分かってたけど。
「昨日、会ったらしいな」