先生とあたしのヒミツな生活♪
誰に?
なんて事は聞かない。
きっと全部知られてるはずだから。
「はい。会いました」
「何故会った?」
「学校で先生を待っていたみたいです」
「そうか・・」
少しだけ切なそうな顔。
こんな顔・・これ以上見ていたくない。
「先生のお母さん言ってました。もう一度やり直したいって」
「・・・」
「先生。お母さんはちゃんと迎えに来たじゃないですか」
ちょっと・・ううん、かなり遅いかもしれないけど。
それでも嘘は言ってない。
「・・・」
「あたし、事情も知らずにあんな事言ってしまったけど。
でもそれでもお母さんは今でも先生の事を求めています」
「しかし俺は」
「先生も。本当はそうなんじゃないんですか?」
そう。
きっと先生も恨んでいても
きっとどこかでお母さんを求めてる。
「だから、部屋に写真を飾ってるんじゃないんですか?」
「俺は」