先生とあたしのヒミツな生活♪
まぁそれも悪くなかったり・・
「確か黒崎の誕生日って24日だよね?」
そうか・・
知らなかった、終業式の日が先生の誕生日だったんだ。
そしてその日はあたしと先生の生活の最終日だったりするわけで。
あと数日でこのヒミツの生活も終わる・・
あまり実感がわかないけれど
でもそれは紛れもなく真実。
先生は今学期が終わると学校を辞めて
お母さんと何処かで暮らすらしい。
もちろん他の学校で教師は続けるって言ってたけど。
詳しくは聞かなかった。
聞いたら
絶対に会いに行ってしまいそうだから。
「ねぇってば、聞いてんの?」
唯があたしの前で手を振っている。
「へ?あぁ、ごめん、誕生日だっけ?」
誕生日・・か。
「で、あんたは何かあげんの?」
「考えてない」