先生とあたしのヒミツな生活♪
でもだからってみんなに言うつもりもない。
同情なんてして欲しくなかった。
ただ、いつもと普通にして欲しかったから。
「大丈夫だった?」
「心配したんだよ」
菊池と保健室から戻ってきた時
クラスのみんながあたしを取り囲んで心配してくれた。
もう皆から同情なんてされたくないもの。
変に気を遣って欲しくもないしね。
「先生とは一緒に過ごすの?」
「そんなわけないじゃない」
あたし今普通の顔してる?
呆れたような顔を
唯に向けてる?
何だ~一緒に過ごすと思ってたのに・・
周りにいた子が次々と残念そうな声を上げる。
「そんで何かあげんの?」
あげる?
「何を」
「だからプレゼント」
プレゼント・・
色々考えた。
何をしたらあの人が喜ぶのか。