先生とあたしのヒミツな生活♪


あたしができる事はただ一つ。


先生を笑顔で送りだすことだから。







「お帰りなさい!!」


笑顔で先生を迎えると。


「?ただいま」


不思議そうな顔をして先生は靴を脱いで鞄を下に置いた。


「あ、あたし持ちますよ」


ササっと素早い動作で先生の鞄を持ちあげると


「一体どうしたんだ?」


今度は眉間にしわを寄せてそんな事を口にした。


「だって今日で最後でしょ?
だから少しでも明るくしようと思って」


入って下さい


背中を押して先生をリビングに入れる。


「青山」

先生の声も今は無視。


この数日間、準備するの大変だったんだから。


「ささ、入って入って」


ガチャ


ドアを開けると


「これは・・」



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