先生とあたしのヒミツな生活♪
「俺はお前に救われた」
そう言ってまっすぐあたしを見る先生。
「家族の大切さを知らなかった俺に、
全てを教えてくれたのは紛れもなく花、お前だ」
「あたしは」
初めは知らなかった、先生の過去なんて。
そして知ろうともしなかった。
先生がどうしてそんなにいつも冷めた瞳をしているのかも。
だけど
距離が近くなるにつれて
あなたにどんどん惹かれていく自分がいた。
あなたのその冷たい瞳を
何とかしてあげたいって
そう思ってしまった自分がいた。
あたしは
「先生が好き」
「・・」
叶わないと分かってる。
先生はもうすぐあたしの前からいなくなるから。
それでも
どうしてもこの気持ちを伝えたかった。
どうしても聞いて欲しかった。
「俺も・・お前が好きだ。」