先生とあたしのヒミツな生活♪
第2章 突然の告白とトマト事件
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「おっす、おはよう!!」
翌日。
台風はどうやら南の方へ逸れて行き、
今朝は昨日の天気が嘘みたいな晴天に変わっていて。
「あぁ。おはよ」
こんなに天気がいいのに。
あたしはちっとも元気じゃない。
「あれ、寝不足かよ?昨日台風凄かったもんな?停電になったしよ」
「あぁ、そう」
「心配でお前んとこ行こうとしたんだけど。さすがに危なくて止めたよ」
そうよ、普通はそれが正解。
雨が酷くて
風が強くて
おまけに停電になったら
普通は家にいるものじゃない?
それなのに
あの男は・・
「聞いてる?ってかお前、すっごいクマできてるけど。
寝不足?」
「まぁね」
本当はまぇねで済ませられるものじゃなかった。
次はいつ雷がくるのか
怖くて眠れやしなかったもの。
おかげで超がつくほどあたしは寝不足。
「まぁねって、お前顔ボロボロ・・
せっかく親父さんから貰った顔が台無しだぜ?」
お前はカウンセラーかよって
突っ込んでやりたい。
「お前は顔だけが取り柄なんだから」
ちょっと待って。
それは聞き捨てならないって。
「顔だけってどういう事」