先生とあたしのヒミツな生活♪
その日の夜。
食器の片付けの手伝いをしていると、
ママが少し困った顔をしながらあたしに謝ってきた。
「何が?」
もちろん、ママがなんで謝っているのか
分からないから聞いてみると
「先生との・・その・・」
あぁ、そのこと・・・
「本当だよ。まさかあんな人と
一緒に暮らすことになるなんてね・・」
「でも想が言ったの。
一緒に住むなら絶対に黒崎先生がいいって」
「どうして?」
「いつも俺に正直だから・・だそうよ?」
正直?
「イヤなことはイヤってはっきり言うんですって」
まぁあの先生なら言いそうだよね
「学校でも想に対してゴマすってる先生が多いのに、
黒崎先生はいつも本当の気持をぶつけてくるって」
「へぇ~」
「それにこれはママの意見だけど。
黒崎先生、想程ではないけどカッコいいじゃない?」
今度は惚気ですか・・
だけどそれもまた事実。
実際黒崎先生はモテる。