先生とあたしのヒミツな生活♪
退屈な一日を終えて校門を出ると、
あたしの前に笑顔で立っていたのは
菊池の友達の塚本くんだった。
「身長伸びたの?」
足を止めずにそう言って先へと進む。
「花ちゃん、まだ俺の事何も知らないでしょ?」
懲りずにあたしについてくる塚本くん。
「だから」
「俺の事ゆっくり知って、それからでもいいじゃん?」
いいじゃんって
何がいいわけ?
「良くない。あたしは興味がないの」
「でも俺は興味あるんだよね?」
あっそ。
どうぞご自由に。
「そう」
「だからさ、俺とまずは友達になってよ」
友達?
「菊池とも友達なんだし。俺とも友達になってよ」
友達・・ねぇ?
「ね、お願い」
お願いって言われても
「あたし別にこれ以上友達いらないし」