先生とあたしのヒミツな生活♪
「え~~???」
うるさいなぁ。
「何を言われても友達になる気はないし、
塚本くんの彼氏にもなる気もないの」
彼の整った顔をまっすぐ見る。
はっきり言ったし
これで諦めて帰ってくれると思ったのに
「君って結構頑固なんだね」
返って来たのは意外な言葉だった。
もしかして効いてない?
「頑固で結構」
だから早く帰ってよ。
これ以上付いて来られたら家に着いちゃうじゃない。
「いいね、その態度」
そう言われた瞬間、
「いた!!」
思いっきり腕を掴まれる。
「ちょっと何」
「花ちゃん、やっぱり俺の思った通りの女の子だ。」
はぁ?
「誰に対しても媚びないとことか。強いとことか。」
そう?
だったらパパとママに感謝しなきゃ。
あたしを育ててくれたのはパパとママなんだから。
「でもね?」
え?
グイッと力強く引っ張られたかと思ったら一気に塚本くんの顔が近づく。
今にも顔がくっつきそうなくらいの至近距離。
「あまり、男の子をナメない方がいいと思うよ?」