先生とあたしのヒミツな生活♪
「バカらしい」
独り言を呟きながらパーカーとショートパンツに着替えて下に戻る。
ご飯・・今日は何にしようかなぁ・・
冷蔵庫にトマトとキャベツがあったし。
ロールキャベツでもしようかな・・
リビングに入ると先生の姿はなくて。
部屋に戻ったのかな?
なんて思ってテーブルに目を動かすと
そこには朝にはなかったお菓子が一つと紙切れが一枚。
?
近付いて見てみる。
「何これ・・お詫びのつもり?」
おまんじゅうの横にあった紙切れには
『食え』
の一文字。
「バカみたい」
こんなお菓子一つで
あたしの機嫌が直ると思ったら大間違いなんだから。
昨日の事も
さっきの事も
チャラになんてできないんだから。
だけど仕方ない
本当に仕方ない
そう思っただけ。
「・・ご飯です」
先生の分のご飯まで作ってしまった。