先生とあたしのヒミツな生活♪
先生が席に座ったのを確認してキッチンからテーブルに料理を運ぶ。
今日のメニューはロールキャベツとサラダ、それにドリア。
ママ直伝のホワイトソースはかなりの自信がある。
さっきも味見したけど。
中々の味だったな。
取り敢えず、今日の料理は絶対にいける。
ロールキャベツの盛られたお皿を先生の前に置いた瞬間、
「!」
先生の顔付きが一瞬固まったように見えた。
「何か問題でもあるんですか?」
その顔が少し気になって声をかけてみるけど。
「いや」
返ってきた言葉はそれだけ。
・・?
何かまずいものでもあった?
全てをテーブルの上に置いてあたしも席に着いた。
目の前には女子生徒の憧れの黒崎先生。
「いただきます」
大きな両手を合わせるその姿も
きっと目の前でしっかり見てるのはあたしくらい。
別に嬉しくないけど。