先生とあたしのヒミツな生活♪


一口、一口


しっかり味を確認するように食べる先生に


「おいしいですか?」


なんて事は絶対に聞かない。


だってあたしが作ってあげたんだもの。


万が一口に合わなくても

まずいだなんて

絶対に言わせないんだから。




何も会話のない食卓。

聞こえてくるのはスプーンやフォークが
食器にぶつかる音だけ。


気まずい・・

非常に気まずい。


だけど


どうしてだろう?


それがイヤじゃなかった。










「しかし、意外と小食なんだな」










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