先生とあたしのヒミツな生活♪
「それはその人を意識してるって事だよ」
次の日。
屋上で一緒にお昼を食べている唯が
フォークでハンバーグを刺しながらそう結論付けた。
「まさか」
「いやいやあり得ないって」
「でも、考えちゃうんでしょ?」
「それはただ単に・・」
「単に?」
「考えるって言ってもその人の過去とか?」
「それが恋だって」
「ってそれ無理やりじゃない?」
だってちょっとその人の事を考えるだけで恋になるなんて
おかしいじゃない。
「でも手が触れた時、ドキっとしたんじゃないの?」
「そんなものはないけど」
「ないけど?」
ないけど
でも
「その温かさ・・みたいなものは・・
覚えて・・るような・・でもこれは」
「花?素直になった方が楽だよ?」
「え?」