先生とあたしのヒミツな生活♪
「好きだから、その人の事を色々考えてしまうんじゃないの?」
「分かんない。でもその人の事を考えるなんてあたしらしくないじゃない?」
そう
いくら同情とはいえ
誰かの事をこんなに考えるなんて
あたしらしくもない。
「どれが花らしくて、どれが花らしくないの?」
「・・・」
唯の意外な質問に答えられない。
「クールな花も、そうやって誰かの事で
ジタバタしてる花も・・全部花でしょ?」
「ゆい・・」
「いいじゃない。誰かを好きになったって」
「好きとかそんなんじゃない」
「花はただ今まで知らなかった新しい自分に戸惑ってるだけだよ」
「でもこれは恋じゃない!!」
大きな声で否定しても
「だったら・・そのうち本当にその人事が好きになるはずだよ」
最後まで唯はあたしに笑顔を見せるだけだった。
あたしが先生を好きになる?
いつ?
そんな事・・
絶対にあり得ない。
あたしはただ
ただ
先生に同情じてるだけなんだから。