先生とあたしのヒミツな生活♪
一緒に暮らしたって
誰かを頼るつもりもない。
俺は
何があっても
最後まで一人で生き抜いてみせる。
そう思っていたのだが・・
「・・い?先生!!」
声が聞こえてはっと目を覚ますとそこには理事長代理の娘
青山花が心配そうな顔をして俺の顔を覗き込んでいた。
「何だ」
「先生の叫び声が聞こえて・・」
そうか。
俺はどうやらまた夢を見ていたらしい。
幼い頃の
親を探す夢を
俺は何度も見てきた。
そして
「先生・・涙が・・」
目覚めると俺はいつも泣いていた。
「夜中に起こして悪かった。」
「先生?だいじょ」
「俺に構うな、寝ろ」
青山の言葉を遮り、部屋を出て行くように促す。
「そう、ですよね。あたしだって好きで来たわけじゃないですから」