僕様王子に全てを奪われて
「見てもいい?」

「ベッドが見たいならどうぞ!」

「違うでしょ?
わかってるくせに…そんなに僕の気をそらしたい?」

もちろんよ!

なんで?

私はお腹が減ってるの!

喉が潤ったら、次は食欲よ

「見て…いいでしょ?」

有栖川の手が、私のタオルに触れた

「見ると、鼻血が出るわよ」

「興奮しすぎてってこと?
なら…違う箇所から、違うモノが出るんじゃない?」

有栖川がタオルを取ろうとすると…

『ぐうぅぅぅ』と私のお腹が盛大な音をたてて、空腹を訴えた

よし、ナイスタイミングよ!

ラブ、私のお腹!

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