僕様王子に全てを奪われて

おまけ・聖一郎Side

…あつっ……

おかしいなあ

冷房の設定温度を間違えた?

寝る前に確認してから、寝たはずなのになあ

どんっという鈍い音とともに、僕の腹に痛みが走った

「…うっ!」

な…何だ?

何か、いる?

僕は手探りで、ベッドについているランプをつけた

「あ…愛子さん?」

僕はびっくりして、起きあがると壁に背中をぴったりとつけた

「な…な、何で?
え?
どうして?」

僕は額に手をつけた

はいぃぃ?

何が起きてるんですか?

ここは、僕の部屋ですよね?

「なんて格好で寝てるんですか!」

僕はタオルケットを愛子さんの首元までしっかりとかけた

む、胸が見えてますけど!

…てか、なんでズボンを履いてないんですかっ

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